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高森明勅
2015.7.5 16:21

クールビズ流行ってネクタイ愛用

今の季節、世間ではビジネスマンらしい男性も殆どノーネクタイ。

すっかりクールビズが定着した。

紳士物の売り場には、クールビズ用のワイシャツが溢れている。

このクールビズが広がる前、
私は大体ノーネクタイで過ごしていた。

その方が単純に楽だから。

また仕事柄、それが許された。

そもそも、日本のように湿気の多い国で、
ネクタイなんて奇妙な風習を受け入れたのが可笑しい、
などと息巻いたり(大学院時代は主に着物)。

やがてクールビズが普及。

その頃から、逆にネクタイを締めることが多くなった。

何故か。

元々、へそ曲がりの天の邪鬼。

それに加えて、街角でノーネクタイ姿を多く見るうちに、
ある事実に気付いた。

ノーネクタイって、合う人は良いけど…。

他人はともあれ、わが身を省みると、
どう見てもノーネクタイは似合わない。

そんな当たり前の事実にやっと思い至った。

また、ただでさえ殺風景な男性の身だしなみに、
ネクタイはちょっとしたアクセントにもなるかな、と。

ネクタイ無しで、それなりの格好をするのは、結構シンドイ。

そんな理由で、クールビズの普及と共に、世の趨勢に逆行して、
ネクタイを締める機会が多くなった、という次第。

これは勿論、人それぞれ。

別に、ネクタイメーカーの回し者ではないので、念のため。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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